タイで大麻買ったら死にかけた話
おまんこ〜おいーーーすっ!ww
*これらの内容はフィクションです*
【本題】
日本の大麻取締法は厳格であり、それ故に価格も他国と比べると非常に割高だ。そんな中、東南アジアに大麻目的で訪れる日本人は近年増加している。俺達もその1人だった。
タイの夜はカオスを極めていた。美容整形を施しその一生を男の奉仕へと捧げる娼婦、強引な客引きで高額な請求をするキャッチ、その熱気に惹きつけられている多種多様な人種。そして、闇に影を落とす売人。俺達の目的はこいつらだった。
女遊びも観光も興味がなかった俺は、メインストリートから外れ売人と接触すべく路地裏を歩いていた。
歩いて3分も経たないうちに、路地裏の細道から手を招くアジア人の男に出会った。痩せたその男の目に光彩は無く、まるで木彫りで造られたかの様な面構えをしていた。俺はこいつだと確信した。
「コカイン、ガンジャ、ハッパ、アイス、ヤーバー」そう男はドラクエの呪文でも唱えるかのように下手くそな英語で俺に話しかけてきた。
ハッパという日本語を使う辺り、日本人観光客をターゲットにしているのだろう。
知らないドラッグに見知らぬ地で手を出すのは怖かったので、ハッパは幾らかと尋ねた。1パケット辺り日本円にして2000円という値段だった。タイの相場は分からないが、日本に比べれば格安なのと歩き疲れたという理由から俺は購入に応じた。
そして付いて来いと男に言われ、ストリートでギターを弾いてチップを集めている3人組の男達の所へと案内された。
下手くそなギターを演奏している男達の前に置かれているギターケースの中には約数10円程度しか入っておらず、その前を通り行く人々が足取りを止め、演奏を聴く様な雰囲気は全くなかった。
ギターの演奏はただのカモフラージュに過ぎなかった。
演奏を聴いているフリをし、その間に取引をすると言った手口を使っていた。
先払いで金を支払った後、男は5分後に戻ってくると言い残しその場を離れた。5分後、男は約束通り物と一緒に帰ってきた。
その場で吸いたいと言う趣旨を伝えると、男は無造作にポケットから薄汚れ縮れた紙を取り出し、慣れた手つきで大麻を巻き始めた。男が巻き終わると路地の奥へ行くように施された
「この辺は普通に人通りも多くて、危なっかしいけど大丈夫なの?」俺はおっさんに尋ねた。
「俺たちがあそこで見張っているから、もしGコードが聴こえたら全力で逃げろ」そう男は仲間たちを指差して返答した。
Gコード、、、、??
俺は困惑を極めた。
Gコードが聴こえたら逃げろって言われたけど、俺はGコードを知らなかった。
頼むからもっと分かりやすい合図にしてくれと俺は男を憎んだ。だが、時間が惜しいので俺は友達と2人で路地奥へと足を運ばせた。
演奏が始まる。それを機に俺たちは火を付けた。様々なコードが空中で絡まり合い、そしてそれは一つのメロディへと昇華され頭の中に立体的な映像として入ってくる。酔った気分の中、俺は必死にGコードを探した。
それから約5分後、先に吸い終えた俺は吸い殻を無造作に地面へと残し、ギャラリーも何もいない演奏中のタイ人の元へと帰還した。そして残りの分はどこにあるのかと尋ねると、友人に渡したと言われ俺たちはGコードが鳴らなかった事を幸運に思いその場を後にした。
そして、折角繁華街に居るのだからクラブへ遊びに行こうという事になり、その通りで有名なクラブを調べそこに向かった。クラブの前には3人のセキュリティーが立っており、入場者は随時ボディチェックを受けいた。パケットなんでバレないだろうと踏んでいた俺は、なんの疑いもなくボディチェックを受けた。友人も受けた。
問題なかった。
しかし、突然1人のセキュリティーの顔が強張った。タイ語を話していたので会話内容は全くわからないが、鼻を触るジェスチャーや表情から匂いのことを言っているのだと悟った。
そして1人のセキュリティーから入れと声がかけられ、クラブの階段を上がった。後ろを振り返ると3人のセキュリティーが俺たちの後を付いてきている。まだこの時点では事の重大さに気付いていなかった俺は、入口までエスコートしてくれるのだろう的なノリでいた。
入口にある黒のカーテンに覆われたドアを押し開け、中に入った瞬間どこにその巨体を隠していたんだと言いたくなるほどの巨漢な黒人が現れ、俺の肩を掴んだ。その男に倣うように、また左右からセキュリティーが現れ俺たちを包囲した。完璧なチームワークだった。クラブ内に居た客は期待だったり感嘆であったりを目に宿し、何かショーでも見るような目付きで俺たちを見ていた。それから1人のセキュリティーが人混みを割り、それに続き俺たちは奥のトイレへと連れて行かれた。
1人のセキュリティーが持ち物を全部出せと強張った口調で俺たちに言った。
本当に人生が終わったと確信した。
なぜなら、友人は確実に"持っている"からだ
数百万という高額な賄賂の支払い、或いは10年以上の禁固刑、最悪の場合死刑が頭を過ぎった。どの選択肢も人生を終わらせるには十分過ぎる条件だった。
「トレイに流せ」そう俺は友人に激しい剣幕で伝えた。幸いにも日本語の出来るセキュリティーは居なかった。
「いや、あいつずっとこっち見てるから無理や」そう友人が涙声で俺に言う。
そして俺から持ち物検査が始まった。俺が所持していたのは財布、携帯、煙草、そしてライターだけだった。それでもセキュリティーは持っている事を確信しているのか、不満げな顔で全部出せと俺に言ってきた。
"I am clear!!"何も持ってないと叫びながら、衣服を全部脱ぎ本当に何も持ってない事をアピールした。そして諦めの付いたセキュリティーは俺の持ち物検査を終了し、友人のボディチェックを行った。
繰り返すが、友人は持っている
この入念な検査から、到底運良く見つけれない可能性は0に等しかった。
友人は慌てて靴を脱いで、靴の中を見せたり服を脱いで持ってないアピールを懸命にした。
しかしその努力虚しくセキュリティーがポケットに手を突っ込んで中身を確認した。まず左ポケットから携帯が取り出された。そして右ポケットからパケの入っている財布が取り出された。
そしてセキュリティーが折りたたみ財布の中を開けた。
意識が遠のくのがわかった。現実逃避ってやつかもしれない。そして、セキュリティーがプラスチックの袋を取り出したように見えた。
そのあと6人居たセキュリティーのうち、5人がトレイから出て行き俺たち2人と黒人1人が残された。
泣き出しそうな友人の顔を見ると、こっちまで泣きたくなった。今から警察を呼ばれ、連行されるのだろうと思った。
俺は賭けた。
ここで人生終わるくらいなら、セキュリティー殴ってでもこの場所から逃走してやろうと思い立った。
「隙みて走って逃げるぞ」俺はそう友人に伝えた。
無言で頷く友人。
セキュリティーが俺たちから目を離した瞬間、俺はトイレを飛び出し人混みの中を掻き分けるよに走った。飛び交う怒声、割れるグラス音。全ての音を置き去りに、クラブの出口まで駆け抜けた。暗いフロアの奥から、薄っすらと出口が見えた。ドアを押し上け、階段をまさに転がり落ちるように駆け降りた。
下では先ほどのボディチェックが行われており、俺は背の高い外国人の背後に隠れるようにしてその場をすり抜けた。
それから人生を賭けた徒競走が始まった。
両脇から罵声にも近い声量で客引きしている娼婦の声、薄紫やらオレンジに輝くネオンの色、鼻に付く独特の香りと噴き出る汗が混じった異様な匂い。まるで夢の中で走っている気分だった。
ギラギラと目に付くネオンの彩光は身体中の毛穴から体内に侵入し、血中の中を駆け巡った後、彩光はその輝きを失い口からフワフワと二酸化炭素として吐き出ている。
誰しも初めは個々の美しさを持っているが、老いていく中でその美を喪っていくまるで人間のような彩光を放つネオンだった。
そんな彩光に心を奪われながらも、なんとか自我を保ちタクシー乗り場まで走った。
後ろを振り返ると友人の姿がなかった。まさか、友人だけ捕まったのではないかと勘繰った。
俺だけ助かるのはとてもじゃないけど出来なかったので意を決して、逃げ出したクラブに再び訪れた。
「Where is my friend」友人は何処にいるのかとセキュリティーに尋ねた。するとあっけらかんとあっちに歩いて行ったと指を指した。
逃げ出したんだから、また連行されると思ってた俺はセキュリティーの意外な対応に拍子抜けした。
あぁそうか。ここはタイだから、没収程度にすんでお咎めは無いんだとそう考えた。そして、ストーリーを歩いていると友人の姿が見え再会を果たした。
「マジで助かったな。良かった」そう俺は友人に言った。
「ガチで人生終わったかと思った」そう答える友人
「てか、没収だけで済んでよかったな」そう俺が言うと
「え、まだ持ってるけど」そう言って友人は財布の中のパケットを俺に見せてきた。
「嘘やろ。俺取られたと思ったんやけど」そう尋ねると
「咄嗟に小銭入れの裏ポケットに入れて、そこはチェックされなくて変な紙だけ抜かれた」
まさに九死に一生を得た瞬間だった。友人のボディチェックをした黒人は小銭入れの中まで調べておらず、ほんの後一歩のところで俺たちは助かった。そして俺が友達の財布から取られたと思ってた物はただのレシートだった。
そこからは淡々としており、俺たちはコンビニで水を購入し入念にうがいをした後、バイクタクシーを拾い3人乗りで繁華街を後にした。
そして俺達はホテルへと向かう道すがらにある海に向かってパケットを放り投げた。
完
鬱の花
オリジナルの創作です。
今回はいつもの風俗レポとは違いエッチな描写はないんで、今手にしてるシコティッシュは環境のためにティッシュ箱に戻しましょう。
(環境に配慮できる俺、素直にカッケェな…)
[プロローグ]
いつからだろう、僕がこの植物に水をあげることが日課になっていたのは。
朝起きてまず水をあげ、昼飯を食べ終え水をあげ、夜寝る前にも決して水やりを欠かさない。しかし、待てど暮らせどその花は一向に咲かなかった。僕が死ぬその一瞬まで。
《本編》
冬も終わり、生き物を拒絶するかのように固く黙り込んでいた木々達に色がつき始め、様々な生き物が活気づくそんな初春の昼下がりとは対照的に鬱々とした気持ちの中、僕は飲みかけのマグカップを無造作に流しに放り投げ、小さな月5万円程度の何の変哲もないアパートを後に大学へと向かった。
僕は大学が嫌いだった。非凡な人間が社会に出るまでのモラトリアムをダラダラと過ごす空間程度の認識しかなかった。歌手、絵描き、ダンサー、俳優、何か自分に光るものがある人は大学なんて行かずに自分の道を歩み始める。そんなことの出来ない敗者の溜まり場。それが大学。勿論、大学で勉を学び大成する人も数多く居るが自分がその手の人間ではない事は大の勉強嫌いと言う性格が嫌という程証明していた。
半ば死人同然のように何のためになるかも分からない講義を受け終えた僕は、夕闇迫る家路を何かに導かれるように歩いていた。
「お兄さん、お花どうかな?」
突然背後から声がかかり、慌てて振り返るもそこに人影はなかった。人影の代わりに古びた花屋がポツリと、まるでその一角だけ時代から取り遺されたように建っていた。
普段ならば、花なんて全く興味のない自分だったが、空耳がその花屋へと僕の背中を押した。
店内は様々な花の匂い満ちていた。奥の棚には綺麗に献花された花束が添えられており、側面の棚には色取り取りの小鉢が小綺麗に並べられていた。
「いらっしゃい」そこの店主であろう白髪の老婆から声がかかった。声は掠れていた。
「どうも」そう形式的な返事を僕は返した。
「何かお探しかね」
「あ、いえ。ただ見ているだけです」僕は花を見ているフリをして答えた。
やはり、花への関心は微塵もなく早くこの店を立ち去りたい気持ちでいっぱいだった。
買うそぶりをして買わなかった時の店主の失望やら悲しみを背負いたくはなかった。
店を立ち去ろうとした時、
「よいものがあるよ」老婆が僕に再びしゃがれた声で僕に呼びかける。
振り返ると老婆の両手の中には小さな土色の鉢があり、2cmばかりの小さな芽が土の上に伸びていた。
「何ですかこれ」僕は尋ねる
「植えた種の名をウッカリ忘れてしまった非売品の鉢じゃ。丁度処分に困ってた所だから貰ってくれんかの」老婆は僕に尋ねる。
「別にいいですよ」そう僕は愛想笑いを浮かべながら、鉢を受け取った。ただ無料で貰えるからと言うよりもどんな花が出るか少し気になったので軽い気持ちで承諾した。
2
鉢を左脇に抱えて、自室のドアを開けると、彼女のミドリが丁度シチューを作っていた。
「おかえり」
「ただいま」僕は靴を脱ぎながら返事をした。
付き合って2年になるミドリとは同棲はしていないものの、こうしてたまに夜ご飯を作りに来てくれる。
「なにもってんの」シチューの鍋を混ぜながら僕に尋ねる。
「あーこれ、花屋の婆さんからタダで貰った」僕は鉢を部屋の隅に置きながら答えた。
「ガラじゃないね」ミドリが肩をすくめて笑った。
「少し芽が出てるんだけど、なんの植物がわかる?」僕は尋ねた。
「芽? 芽なんてどこにも出てないけど」
「いや、ここに少し、ほら出てるじゃん」そう僕が指をさし、芽に触れようとするも指先に芽が当たる感覚は感じ取れなかった。
「勉強のやり過ぎで疲れてんじゃないの。シチュー冷めないうちに食べてね。バイト遅れるからもう行くね」ミドリはそう言って無造作にカバンを肩にかけ部屋を出て行った。
ミドリとの その植物に対する認識の差は少しは気になったものの、すぐに忘れることができた。それくらい僕は植物に関心がなかった。
ミドリが作ってくれたシチューを食べ、シャワーを浴び終え就寝した。
その夜、老婆に貰った鉢から伸びた芽が首に絡む嫌な夢を見た。
それから約1週間、思い出した時に鉢に水をやっていたが芽は一向に伸びなかった。
ある朝、いつもと変わらずに大学に行く準備をしていると突然携帯が鳴った。表示されるのは090から始まる番号だけであり、電話帳に登録してる番号ではなかった。
ミドリの母からだった。
「ミドリが…ミドリが…亡くなりました」声にもならない声が小さな携帯の穴から空気のように漏れてくる。
「えっ」僕は電話の主が放った言葉の意味を理解することが出来ずに慌てて聞き返した。
そこで僕はミドリの訃報を聞かされた。
死因は事故死だった。
あまりの突然の出来事に、悲しみよりも夢でも見ているかのような感覚に陥った。
そして数日後、ミドリの葬儀が執り行われた。荘厳な空気の中で、咽び泣きがこだまし、そしてそれがお経の声に調和し、まるで何かの生物のように空中で蠢いていた。
葬儀を終え自室に帰ると、10cmほど例の芽は急激に伸びていた。
葬儀を終えた後も、彼女の存在は僕の心の中で残留したが、しかし徐々に薄れていった。形見や生前の写真にいつまでも縋り付く滑稽さに比べたら、そのような形での彼女の記憶との別れは幾分かマシに思えた。そう、僕は冷たい人間だった。
ある日、大学の帰りに何の気なしに、鉢を貰った花屋へと足を運んだが、花屋があるべきはずの場所は綺麗な空き地になっていた。客足もなかったし、潰れたのだろうと一人納得して帰路へとついた。
ミドリの死後から2ヶ月後、当時の悲しみや虚無感は和らいだ気がしていた。少なくともそう信じていた。しかし、その確信は 心にぽっかりと空いた穴を埋めるのには余りにも弱々しいものだった。
それから僕はまるで廃人のような生活を送っていた。大学へと行く事は無くなり、その寂しさや鬱憤を紛らわす為に朝からパチンコ、そして風俗。貯金の残高が2桁になるまでそんな生活を続けていた。何のために生きているのか分からなかった。
まるでゴールのないリレーを永遠と走り続けているような感覚がずっと続いた。
そして、水をあげることもなくなったその例の植物は、まるで僕の生命力を吸い取っているかのように日に日に成長していった。
ある日、芽に一つの蕾が実った。嫌らしいまでに赤黒くて何か液体でも内包しているかのようなそれは、自分の重りに耐えきれずにこうべを垂れていた。
僕が自殺を決意したのは、ミドリと僕が好きだった海外のアーティストの自殺のニュースだった。生前、彼女は事あるごとにそのアーティストのライブに行きたいと嬉々として話していた。
早く死なないと彼女に追いつけない気がした。早く死なないと彼女が天国とかそう言うところに行ってしまって、もう二度と会えない感覚に苛まれた。彼女に追いついて、一緒にそのアーティストのライブを雲の上で見るのも、この今の生活と比べたら全く悪くはなかった。
そして僕は知り合いから金を借り、ホームセンターで練炭と七輪、そして薬局で睡眠導入剤を2瓶購入し、アパートへと戻った。
目の前にある七輪から練炭が焦げ、その煙がもたらす結果を考えることは凄く恐ろしかった。しかし、これから何十年と続く苦しみの絶望に比べれば、その黒々しい物体も自由への扉に感じられた。事前にネットで調べた通りに、部屋のドアや窓には煙が漏れないように入念にテープで目張りをした。
睡眠導入剤2瓶分をアルコールで一気に流し込んだ。胃の中でぶつかり合うくらいに大量に摂取した白のつるりとした錠剤は容赦なく睡魔のシャワーを脳天から浴びさせてきた。
薄れる記憶の中、一言
「さようなら」
僕は誰に対して言うわけでもなく、礼儀とか作法とかそう形容される日本人的な挨拶を呟き、七輪に入れた練炭に点火した。
嫌に白い煙が部屋中を満たし、呼吸するたびに胃や脳に白い煙が侵入してきた。
激しい頭痛と睡魔の中、僕はその白い雲に乗って光の道を進んだ。
浮かんで。
消えて。
また光って。
そして、芽の頂上に満開の毒々しい赤色の花が咲いた。刹那、硬直し始めている僕の頬にヒラリとひとひらの花びらが舞い落ちた。
完
#著者 お母さん
カナダのストリップバーで射精し、国境で撃たれそうになった話
第2作目で、初めて見たマンコと書いたが厳密に言うとあれは嘘になる。実は以前に一度、伝説のマンコをストリップバーで見ていた。今日はその事について書こうと思う。
話は半年前に遡る。僕、アナルガバガバキャバオ君は実はカナダに数ヶ月ばかり留学をしていた。 今流行りの語学留学だ。北米とあって、美女の割合が多く、高まるのは英語力よりも性欲であった。
僕がステイしたのはカナダ郊外にある自然豊かな田舎町であった。
クラスメイトと一緒に英語を学習し、テスト明けに友人の車で都市まで出ることが決まった。
男3人ということもあり、遊び=女遊びの図式が自然と出来上がっており 僕らは有名なストリップバーに行こうということになった。
グーグルマップで検索したストリップバーは、街中のなんら変哲も無い路地に面して立っていた。人間という生き物が性欲を内包し社会に溶け込んで居るかのように、そのストリップバーも街の中に溶け込んでいた。
店の前に置いてある殺虫ライトは時折、思い出しかのように飛翔物を寄せ付けてはその熱で対象物を焼いていた。不規則なバチン、バチンという生物を焼く音は強張っていた僕達の足を催促するかのように小さく鳴っていた。 店の前に立っている大柄な男が上空2mあたりに小さな雲を作っていた。その男が吐き出した煙かもしれない。その男にパスポートを見せ、料金約15ドルを支払い店の中に入った。
中央のポールがあるステージで白人の女が艶めかしく足をポールに絡み付け、ショーをしていた。魅入る暇もなくウェイトレスに飲み物を催促されビールを頼みチップと一緒に支払った。
そしてビールを飲み終えた僕は友人と共にステージ前方にある椅子へと腰掛けた。
周りを見渡すと様々な年齢層の男が何かスポーツでも観戦しているかのように冷静でいて、しかし内から溢れる熱意を隠し切れずに興奮した顔で座っている。
真剣に女の裸を見つめるおっさん達の目は決して、家で引きこもってエロ動画を見てシコっている一般男性のそれではなかった。まるで何か芸術作品を見る目つきをストリッパーに向けていた。そこには尊厳があったに違いない。
そして、当時19歳のキャバオもカナダ人のおっさんに負けじと 肩を並べ 裸体を眺めていた。
かなりエッチな下着に身を纏いストリップを踊る外国の女に視線は釘付けになっていた。
そして時は訪れた。
ブロンドの青眼をした白人からプライベートダンスはどうだ、と声がかかった。断る理由もなく友人達に見送られその白人の後を付いていった。
プライベートダンスを10カナダドル約1200円で頼むことが出来た。プライベートダンスというのは、グランドセフトオートなどでもよく見る カーテンのある個室でストリッパーが一曲分を目の前でダンスしてくれるサービスを指す。
個室に入ると、そこは暗くて狭く、満喫の個人ブースを思い出させた。そして曲が流れる。EDMに疎い僕はその曲を知らなかったが、ストリップ嬢を目の前に、曲など曲本来の役目を果たす訳もなく、その音は僕の心臓の音で掻き消された。
妖艶にブラのホックを外し、近づいては遠ざかりを繰り返し焦らすストリップ嬢。
そして、手を取られ胸へと導かれる。
その軌道は確かなもので、列車の線路のように胸へと一直線に伸びていった。
女の肌が泡立っていた感覚が手から感じ取れた。鳥肌だとかそういう奴。
まさか、自分相手に興奮している訳がないので、恐らくは年齢による肌の劣化的なものだったと思う。
そして、胸を揉んでいる間に 3分が過ぎ曲が終了した。束の間だった。気が付くと僕はもう10ドル支払っていた。
そして、第2ラウンドがスタート。
延長という事もあり、ストリッパーのサービスを期待していた。
その白人は下の方も脱いで、座っている僕の突起物を煽るかのように座ってきた。
僕は恐る恐る女性器に触れた。
ザラザラしていた。
そう完璧なパイパンであった。
やはり海外ではパイパンが常識であった。留学で学ぶのは、英語なんかよりもこう言ったインターナショナルなカルチャーなのかもしれない。
乾いたマンコは干し梅を彷彿させた。
慣れない手つきで触るも、濡れる筈もなく 一方で僕の手は手汗でビショビショになっていた。
そして僕に跨ってきた嬢は、超高速腰振りを僕の突起物の上で繰り広げた。
陰茎に快楽の波が押し寄せては返す。
目を瞑って、田舎に居る祖母の顔を思い出そうとした。田舎に住む祖母なんて実在しないが、一般的にイメージされる"田舎の祖母"像をよく僕は射精をこらえる時に想像する。
だが、その努力虚しく 激しくなる腰の動きに生理的に我慢ができなくなってきた。
正直ヤバかった
I am coming 僕はそう叫ぶ
ストリッパーには届かない
please stop it!!!
だが、爆音で流れているedmに掻き消される。
そして最後に、もう一度大きな声で叫んだ
アチス!!!!!!!
そう僕は、パンツの中で射精をしてしまった。
股間一面に生暖かさと恥じらいを感じ、まだ腰を振り続けている嬢を、菩薩が如く趣で見据えた。 パンツの中で射精をしてしまった後の賢者タイムは凄まじかった。
そして曲が終了。名も知らないカナダ人に何を感謝するわけでもなく"Thank you"と伝え、股間の染みを隠すように人混みを避けながらテーブルへと帰還した。
物語はここから大きく動き出す。
その夜に、カナダからニューヨークへと移動する段取りがあった僕は変えのパンツを購入し、精液で汚れたパンツを二重に袋をし、カバンの奥へと詰め込んだ。悲劇はここで起こる。
カナダとアメリカのボーダーを通過する際に持ち物検査がある。陸路問わずそれは行われる。
まるで映画に出てくる要塞のような建物にバスが入り、全員荷物をまとめて降りるように運転手から指示が出た。
そして、ゾンビ映画で間違いなく登場するであろう屈強な保安官による持ち物検査が始まった。長い列を20分くらい待っていると、ようやく自分の番がやってきた。
🕵️♂️" what's in this plustick bag"
この袋の中身は何だと、まるでその言葉を言うために生まれて来たかのような確実な口調で僕に尋ねてきた。その男は虎視眈々と僕を見つめている。その射るような視線は抵抗だとかあらゆる意を奪い去るかのように僕に向けられていた。
単に英語力の問題だけだろうか、それとも恥ずかしさかは分からないが頭の中が真っ白になりなにも答えることが出来なかった。
you should not open it. It's like a bomb
開けないほうがいい、爆弾みたいなものだ
僕はそう答えた。舌先はbpm300を刻んでいる。
次の瞬間、オフィスに緊張感が走り、腰にぶら下げているホルスターに手を掛ける職員が数名見えた。
撃たれる。そう確信した。
ストリップバーのプライベートダンスで超高速騎乗位素股をされて、それで パンツの中に射精してしまい、、、云々を言う英語力はなかった。
背後から声がかかり、取調室へ連れて行かれた。そして、爆破処理班のような格好をした男達が恐る恐るビニール袋を開くと 寂しそうな精液で汚れている僕のパンツが顔を出した。
警備員が破顔した。
oh.dude!! what a boy!!!
そしてその夜、国境線には笑い声が響き渡った。
完
激臭マンコが僕を陽キャラにさせてくれた物語
激臭マンコが僕をひと夏の”陽キャラ”にさせてくれた感動の物語 *シコティッシュ必須
口臭を気にして、タバコを控えようとしたが、何千、何万とおっさんのチンコを咥えてきた嬢の口に もはや配慮なんて必要なんだろうか。その配慮は風俗関係者への否定に繋がらないだろうか、そんな事を愁いだ僕は、口臭なんて気にせず紫煙を燻らせる事にした。頑張っている人へのリスペクトは欠かせない。
独特な店の雰囲気とメンソールの匂いを付けた煙が頭上で交わるのを観測する前にボーイから声がかかった。火を付けたばかりの煙草を無造作に消す。人生とタバコの違う点は、簡単に途中で辞めれるってことかも知れない。
今回訪れた店のコンセプトは"クンニ''専門店だ。少しのフェラや手コキなどは期待できるが、射精や本番は一切なしと言ったコンセプトである。 "そ、そんなの生殺しだ~💦"と泣き喚くクソガキは、大金を払って射精した時の賢者タイムの重さを知らない。だが言うまでもなく、"抜き抜き"には最大の期待を抱いていた。
そして嬢とご対面。年齢は外見からして20代後半、そんなところ。顔は悪くなく、スタイルも良さげで今回はかなりの当たりであった。
クンニ嬢「こんにちは~! 私、アカリって言います。今日はよろしくお願いします♪」
キャバオ「えぇ、こちらこそ。よろしくお願いします」
と、形式的なやり取りを交わした。
8往復ばかりの身の上話もしたが、ここに書くほど内容は濃くないので省略。システムの説明を受け、料金約1万2千円を支払い試合が始まった。クンニ専門店という事もあり、自分に求められている事は"クンニをする"以外の何物でもなかった。
嬢と見つめ合い、5秒ほど空気を消費した後、首を傾けて口づけをした。そして軽いハグ、おっぱいを揉むなどした後、いよいよ''まんこ"とご対面だ。
画面越しでしか見た事ないものを、遂に現実にお目にかかる瞬間が訪れた。人生が1つの小説であるなら、まさにここが"クライマックス"であった。
スカートを捲り、下着を丁寧に外す嬢。
そして、まんこへ こんにちは
アワビじゃないか…
初めて見た女性器の感想はそれだった。
肥大した皮に覆われた黒い穴が僕を見つめていた。僕もその穴見つめ返すと、少し穴が微笑んだ気がした。
まんこを覗く時、まんこもこちらを覗いている。そんな言葉を歴史上の偉大な陰キャが遺していた事を思い出した。
ブラックホールが如く黒々と輝く穴に抗う手段をあの時の僕は知らなかった。
吸い込まれる顔
近づく穴
邂逅
そして接触
ッッッッッ!!!!!!!
鼻に激痛が走った。物理的な痛みではなく、嗅覚が破壊されたと思った時にはもう既に、僕の鼻先は穴にランディングしていた。
なんだこの匂いは…
薄れゆく記憶の中である夢を見た。
浜辺で遊ぶ幼い日々が夢に出てきた。
あぁ、この匂いは磯の香りか。
何故女性器から磯の香りがするのか、その謎を解明すべくアマゾンの奥地へと向かう時間もお金もない僕はその疑問をそっと押し殺した。
そして痺れる舌先に意識を集中させ、"クンニ"をした。 味は少し塩っぱかった。磯の香りから塩気を連想したのか、それとも僕自身の涙の味だったのかは分からないが塩っぱかった。
喘ぐ嬢
泣く僕
嗤う神
いつだって世の中は残酷だ。
そしてクンニ嬢から一言
クンニ嬢「オナニーしても良いですよ♪」
始め、目の前の女性が何を発したのか理解できなかった。さっきまで不自由なく日本語を介してコミュニケーションを図っていたはずなのに、脳が理解を拒んだ。
なんだ、オナニーしても良いですよって…
フェラや手コキといった淡い期待をしていた僕を誰が責められよう。
やはり、世の中は残酷だ…
キャバオ「いや、クンニだけで大丈夫です」
僕はそう答えた。声になっていただろうか、その声は、か細く 震えていた。
クンニ嬢「そうなんだ笑」
脈無し返事、堂々の第1位である"そうなんだ笑"をいただき、僕は再びクンニへと体制を整えた。
気付けば我を忘れて女性器を舐めていた。飢えた犬のように。
ほとばしる汗、磯の香り、目の前のアワビ…
まさにこの瞬間、僕は 真夏に海辺でバーベキュー(意味深)を楽しむ"陽キャラ"になっていた。
そして無情にもタイマーが部屋に鳴り響き、僕は陽キャラから陰キャラへと引き戻された。
無性に煙草が吸いたかった。煙に乗せてこの苦い気持ちを忘れたかった。
クンニ嬢「今日はありがとうございます。また来てくださいね!」
僕「…」
僕はポケットにある煙草を探した。いや、言葉を探したほうがよかったのかも知れない。だが見つからない。煙のようで。掴めない。
完
はじめてのおっぱい
皆さん、ご存知だろうか"オッパブ"の存在を。オッパブと言うのは、めちゃめちゃ簡単に言うとお金払っておっぱいを触るお店だ。
なんて夢のあるお店なんだろうか、、、
男なら一度は迷うかもしれないオッパブデビュー。滾るような性欲の奔流を抑えきれなかった当時、19歳のキャバオ君は気付けば春の麗らかな陽気誘われ風俗街へと繰り出していた。 そこには様々な人種の人がいた。強面の兄ちゃん、温かな家庭を持つであろうお父さん、役目を終えた老馬のような爺さん、そして年齢=童貞インキャラの僕。
そんな僕は様々なエッチなネオンや客引きに面食らっていた。
そして、あたふたしている僕に突然、声がかかった
「お兄さん、これですか」
僕には最初、"これ"が何を指すのか皆目見当が付かなかったが、その男がする"胸を揉んでいる"であろうジェスチャーが僕たち2人の意思疎通を明朗なモノにした。
「えぇ、まぁ」
そう余裕ぶって、さも行き慣れてますよ感を出して答えた僕。そして夕闇が迫る街並みを背景に、僕は路地裏に面する古びた風俗店へ足を運んでいった。
中に入ってみると、1人の受付人らしい男と奥にはカーテンで仕切られてよく見えないラウンジのようなものが拡がっていた。 その男からまず説明を受け、料金を支払った。
期待と股間を目一杯に膨らませながら、カーテンを潜ると目を疑う光景が目の前に広がっていた。文字通り、男が 上に跨っている女のおっぱいをしゃぶり尽くしている。あぁ、これがオッパブたる所以なのか…そんな事を考えながら指定された席で待つ事2分
「こんにちは!お兄さん今日は初めてですか?担当のミサキです!よろしくお願いします!」
と声がかかり、見上げてみるとそこには想像を絶するBBAが僕を見据えていた。その刹那、2chなどで目にした事のある"パネマジ"などの言葉が脳裏を駆け巡った。あぁ、僕の死地はここか、お母さん、お父さん、今まで僕を育ててくれてありがとう…などのベタな遺書を遺す暇もなく 無造作に跨ってくるミサキ。
【ち、近い…】
正直に初めてであることと緊張している事を伝え、横に座ってもらい話す体制へとチェンジ。なるべくエッチな雰囲気にならないようにワードを慎重に選びながら日本が抱える財政問題などの話題を話した。
「交代の時間です!」
っと、ボーイから天使のお告げが聞こえる。
ここは僕の作戦勝ちである。始めのコース説明時に、万が一ハズレを引いた時のために花びら回転方式(30分で2人の嬢が来る)を選んでいた僕は言うまでもなく現代の孔子であった。軽い会釈を交わし、嬢が交代。
次に来たのはサナという若くて愛嬌のある子だった。いきなり胸を触るなどという大それた行為は所詮インキャラ童貞の僕には出来るはずもなく軽く身の上話などを交わした。人生で初めてお母さん以外のおっぱいを触る前の会話の内容なんて緊張のあまりこれっぽっちも覚えておらず、ここには書けないが悪くはなかった。
それからようやく、自分の上に跨ってくる嬢、サナ。まさにクライマックスの瞬間である。軽くフレンチキスを交わし、ブラウスの上からその膨らみのある物体へと手を伸ばす。
「っん///」
エロい。エロい。エロい
ただそれだけだった。それだけで充分だった。世の中の紛争問題、貧困格差、人種差別諸々の問題がおっぱいによって解決すると本気で思った。そんな瞬間だった。
そして、ブラウスを外し、下着も外す。勿論、言うまでもなく陰キャラキモオタ童貞の僕には下着を外す術など知るはずもなく、サナさんがリードを取ってくれた。
そして、乳首へ こんにちは。その時"今は夜だし、乳首にはこんばんはを使うべきなのだろうか、、いやそもそも乳首って時間感覚あるのだろうか??"そんなクソほどどうでも良い事に思考を回せるくらいには緊張感はほぐれていた。サナさんの乳首もほぐれてきた、そんな頃合いを見計らって おしゃぶりへ。
ん?
何だか、よだれの匂いがする。
それに、ショッパイだと……
脳天から爪先まで電撃が走る、刹那 隣でおっぱいをむしゃぶりつくしているおっさんを見る。凄いむしゃぶりつき様にある種の感銘を受け、それと同時に その光景から一松の不安が芽を出した。
あぁ、拭けてないんだ。
おっさんの唾液 ちゃんと拭けてないんだ。
学生のお金にしては大金である1万を払い、嬢の乳首を介し 見ず知らずのおっさんと間接キスをしてしまったのである。
気付いたら僕は泣きながら嬢のおっぱいをしゃぶっていた。そこには理由なんてなかった。ただ訳もわからずしゃぶっていた。この世界には、目の前の乳首と自分しかいない感覚に陥る。それは宗教と形容されうるものに違いなかった。
タイマーが鳴り響く。
下着を付けようとする嬢の乳首に一線の輝きを僕は見つけた。
そう、嬢の乳首は僕の涙とおっさんの唾液で、無色透明に輝いていたのである。
僕はその輝きを一生忘れる事はないだろう…
完